平成21年1月より開設された内視鏡センターに併設された超音波(エコー)検査室です。
超音波(エコー)検査というのは、痛みもなく、苦しさもなく体の中の様子を調べるための検査です。よく婦人科などでお腹の中の赤ちゃんの写真をご覧になった方は多いと思います。あれが超音波の画像で、あの画像を見ながら病気があるかどうかを調べていくのです。
このように超音波検査は大変安全で体に害がないので、妊婦さんや赤ちゃんを検査する場合や人間ドックや健診にもよく使われますが、ほかにも心臓や肝臓・腎臓などの病気を調べるために活躍してきました。
また、最近では首や足の血管を検査することで、脳卒中や肺塞栓などの命に関わる病気の危険性を予測できることがわかってきました。
このように、超音波検査は体の中のいろいろな場所をみることができて、しかも赤ちゃんからお年寄りまで、安全に痛みもなく検査できる、とても優れた検査法なのです。
阿蘇温泉病院 超音波検査室は、高性能の超音波機器をそろえており、日本超音波医学会認定の超音波検査士も在籍しております。皆様の健康に少しでもお役に立ちたいと考え、スタッフ一同、日々努力しております。
阿蘇温泉病院 超音波検査室では以下の検査が受けられます。
(いずれの検査も各科外来を受診の上で担当医にご相談ください。)
腹部超音波(内科)
お腹が痛い時、吐き気・嘔吐がある時、食欲がない時、お腹が張る時など
心臓超音波(内科)
不整脈や胸の痛みがある時、動悸・息切れがする時、手足がむくむ時など
乳腺超音波(婦人科)
胸にしこりがある時、異常な乳汁分泌がある時、胸に痛みがある時など
頸動脈超音波(内科)
高血圧や糖尿病がある方、脳卒中が気になる方など
下肢静脈超音波(内科・整形外科)
急激に足がむくみが出たり、熱感や痛みが出た時など
頚部超音波(耳鼻科・内科)
甲状腺や耳下腺、顎下腺の病気が疑われる時など