年頭の所感
2026年新年明けましておめでとうございます。 皆様におかれましては、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
新型コロナウィルスの扱いが2類から5類に変更になり、インフルエンザ等と同等の扱いになってから既に2年半が経過し、皆様も以前と同様の日常を取り戻されているのではないかと思います。医療法人社団坂梨会の病院および関連施設においても、熊本県内・阿蘇市内の感染状況に応じた一時的な制限を行うことはあるものの、基本的には、お見舞いや入館の制限を緩和しております。
さて、日本の人口は、既にピークを超え減少局面に入っていますが、65歳以上人口が増加し続けているのに対して、65歳未満の労働人口は、ほぼ横ばいの状況であるため、高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は現在30%になっており、今後も当面は増加し続けることが予想されています。政府は、その影響による財政 負担増の対応として、病院利用者の窓口負担割合の増加と、病院で行う医療行為に対する診療報酬の据え置きで対応してきました。しかし、ロシア・ウクライナ紛争に端を発した物価上昇が続いている影響で、病院利用者の皆様の家計の圧迫・病院のサービス提供に必要な様々なコストの増加による経営の逼迫が日本中で発生しています。
今年2026年は診療報酬改定の年であり、また、昨年の総理大臣の交代以降、政府が積極財政に転じたことから、このような家計の圧迫や病院の経営の逼迫について、何らかの対策が講じられることが当初期待されていましたが、物価上昇率には全く及ばないレベルの改訂にとどまる見通しで、厳しい状況が続くことが予想されています。地域住民の皆様と、医療・介護を提供する病院・施設の双方に負担を強いる政策により、利用者の皆様の自己負担増・病院経営の圧迫が一層進行しておりますが、医療法人社団坂梨会は、これらの医療・介護行政による制度変更の都度、対応の検討を重ね、サービスの質を下げることなく、より質の高いサービスの提供を目指して柔軟に対応を進めてまいります。また、法人統合後6年となった阿梨花(ありはな) 病院大津については、地域の皆様のおかげで、大津地域の基幹病院として業務面・経営面とも安定し、業務の効率化を図り工夫を重ねながら、地域の方々に医療・介護・福祉サービスを提供させていただいております。医療法人社団坂梨会は、阿蘇・大津の両地域の皆様が安心して地域での生活を継続して頂けるよう、サービス提供体制の整備・質の向上を、よりいっそう進めていくため、常に工夫・努力を重ね職員一丸となって邁進していく所存でございます。本年も、医療法人社団坂梨会の阿蘇温泉病院・阿梨花(ありはな)病院大津を中心とした医療・介護・福祉施設を宜しくお願い申し上げます。
医療法人社団 坂梨会 理事長 坂梨嘉壽惠
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
当院はこれまで、阿蘇地域の皆様の暮らしに寄り添いながら、急な体調変化への対応から慢性疾患の管理まで、幅広い医療を担ってきました。今年もその姿勢を大切に、地域医療の使命を着実に果たしていく所存です。今後高齢化がさらに進んでいく阿蘇では、わずかな発熱、血圧変動および食事量の変化など、日常の小さな兆候を見逃さずに支える医療がとても重要になります。急変時の適切な判断と対応、慢性期の安定した管理、リハビリや生活支援を含めた長期的な関わりこれらの積み重ねこそが、地域で暮らす皆様の安心につながっていくと考えています。今年も私たちは、患者さん一人ひとりの生活背景に目を向け、丁寧で確かな医療を提供できるよう努めてまいります。地域の医療機関や介護事業所との連携もより深め、住み慣れた場所で安心して生活できる環境づくりに貢献してまいります。
本年が阿蘇の皆様にとって健やかな一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
阿蘇温泉病院 院長 横山芳樹





